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宇宙で使う帆は広ければ広いほど太陽の光から推進力を取り出しやすいのですが、広くても重くなってしまうと探査機がゆっくりとしか動けなくなってしまいます。そこで、薄い膜素材が重要になります。イカロスの帆の膜の厚さは7.5マイクロメートル(7.5ミクロン)です。家庭用のラップフィルムやコピー用紙は約100マイクロメートルなので、この帆がいかに薄いかが分かります。このため、イカロスの帆の広さはバレーボールコートぐらいですが、重量はたったの15キロしかありません。さらにイカロスの帆はポリイミドという素材でできています。普通のプラスチック素材を宇宙空間に持って行くと、熱や宇宙線の影響ですぐにボロボロになってしまいますが、このポリイミドは宇宙空間でも丈夫で長持ちします。イカロスでは接着剤を用いなくても、熱を加えて融着することで貼り合わせられるようポリイミドを改良しました。イカロスの帆はこのポリイミド膜にアルミを薄く蒸着して、太陽光をよく反射するようにしています。 |
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