2010年8月6日更新
「はやぶさ」カプセルの展示 8月15日(日)~19日(木)
2010年6月14日に回収した「はやぶさ」のカプセルの一部などを展示いたします。
| 【日 時】 | 8月15日(日)〜19日(木) 8:00~20:00 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 【場 所】 | 丸ノ内オアゾ「○○広場(おおひろば)」(東京都千代田区丸の内1-6-4) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 【展示物】 |
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| 【入場について】 | 整理券を配布する予定です。 |
※ OO広場で朝7:00より整理券を配布します(配布場所が変更になる可能性がありますが、OO広場にお越しいただければ、ご案内します)。
※ 1日分の整理券を配布しおわった段階で、その日は締め切ります。あらかじめご了承下さい。
※ 展示物は携帯電話を含む一切の写真撮影を禁止いたします。
※ 少しでも多くの方にご覧いただくため、係員の指示に従い、立ち止まることなくご見学いただきますよう皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
※ 屋外で長時間お待ちいただく可能性もございますので、帽子や飲み物など熱中症等の対策をお願い申し上げます。また、お待ちいただいている間に気分が悪くなった場合は速やかにお近くの係員にお知らせください。
※ 周辺の駐車スペースに限りがありますので、公共交通機関をご利用下さい。
2010年8月6日更新
おかえりはやぶさトークイベント 8/15(日)
はやぶさが成し遂げた科学的・技術的成果と今後の展望を、プロジェクト関係者がご紹介します。
丸ノ内オアゾ 丸善・丸の内本店3F 日経セミナールーム(東京都千代田区丸の内1-6-4)
申し込み受付期間 8月9日12:00〜8月10日21:00
【お申し込みフォームは8月9日に公開します】
抽選結果 8月13日中にメールにてお知らせいたします。
※トークイベントは事前受付のみとなり、応募多数の場合は抽選となります。
※申し込みフォームよりご応募ください。
※多数のお申し込みが予想されますので、お1人様1申し込みとさせていただきます。
トークイベントお申し込みは締め切らせていただきました。
第一部
| 【日 時】 | 8月15日(日) 10:00〜10:45 |
|---|---|
| 【内 容】 | その時、何を考えた?〜イオンエンジンの秘策〜 今回のミッションで推進だけでなく姿勢制御までこなしたスーパーマルチタスクのイオンエンジン。様々な状況に備えて準備されていたバックアップ機構などなど。今回のミッション成功を支えた「功労者」イオンエンジンの開発秘話。 |
第二部
| 【日 時】 | 8月15日(日) 12:00〜13:00 |
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| 【内 容】 | その時、何を考えた?〜最後の運用室とカプセル回収最前線〜 7年間、苦楽を共にした「はやぶさ」に最後のコマンドを送った際の心境や想いを語る。一方、同じ時間、オーストラリアでカプセル帰還の瞬間を待ちわびていた回収班の心境を対比して、お互いの「はやぶさ」に対する想いを伝える。さらに、砂漠の真ん中で7年ぶりにカプセルと再開した瞬間に込み上げてきた感情を研究者自らのトークで伝える。 |
第三部
| 【日 時】 | 8月15日(日) 14:00〜15:00 |
|---|---|
| 【内 容】 | 君が私たちに残してくれたもの〜新たな旅立ちに向けて〜 「はやぶさ」が私たちに残してくれたのは、さまざまな技術的成果だけでなく、”決してあきらめない心”。そして、その心や想いを次の世代に引き継ぐべく、新たな惑星探査への旅立ちに懸ける想いを紹介。 |
「おかえりはやぶさトークイベント」観覧にご応募頂いた皆さまへ
このたびは「おかえりはやぶさトークイベント」にご応募いただき、誠にありがとうございました。 全国から2千名を超えるご応募があり、厳正に抽選させていただきました。抽選の結果をご登録頂いたメールアドレスへ配信致しました。 内容をご確認の上、お気を付けてご来場下さい。
2010年6月24日更新
~おかえり、はやぶさ~
親子でこのイベントに参加して「はやぶさ」からあきらめない強さを子どもたちに伝えませんか?
はやぶさも長旅を終え無事カプセルを回収することが出来ました。
みなさんからたくさんのご支援、ご声援を頂き有難うございました。
日程:8月15日(日)
場所:丸の内オアゾOO(おお)広場 東京都千代田区丸の内1-6-4
このイベントをとおして、はやぶさが私たちに教えてくれたもの(科学的・技術的成果やトラブルに見舞われつつも生還に至った研究者等の熱意など)を振り返り、みなさんと一緒に小惑星探査についての思い出を作りたいと思います。
みなさんのご来場をお待ちしております!
小惑星探査って何だろう?
――太陽系が生まれたころの秘密に迫る旅。
小惑星は太陽系にある小さな天体で、多くは火星と木星の間の小惑星帯(アステロイドベルト)や海王星軌道の外側に存在しています。軌道がわかっているものだけでも、約50万個の小惑星が確認されていますが、今後観測が進むにつれて、この数はまだまだ増えていくことでしょう。さて、私たちが住む地球を含め、惑星のように大きな天体は、小さな天体が衝突や合体をくり返して進化してきたといわれています。進化の途中ではドロドロに溶けてしまったこともあって、過去の情報が消されてしまい、惑星が生まれた当時の様子を知ることができません。しかし、小惑星は太陽系の初期にできた天体で、そのころの情報をそのまま保存していると考えられています。つまり、小惑星の物質を調べることで、太陽系が生まれたころの様子や、惑星がどのように生まれたのかを知る手がかりを得ることができるのです。
小惑星探査機「はやぶさ」
――3億kmの彼方・小惑星イトカワへの往復探査!
2010年6月――未知の天体イトカワへの着陸やサンプルの採取を試みた小惑星探査機「はやぶさ」が、地球に戻ってきました。いくつもの困難をのりこえ、「はやぶさ」は世界で初めて、地球と小惑星の往復探査に成功したのです。このように太陽系の天体から物質(サンプル)を地球に持ち帰ることを「サンプルリターン」といいます。今後は、「サンプルリターン・ミッション」をより確実に達成する技術が確立されていくことになるでしょう。遠い将来、太陽系を自由自在に行ったり来たりする時代がくるかもしれません……。
小惑星探査機「はやぶさ」
――打ち上げから地球帰還までの道のり
2003年5月、小惑星探査機「はやぶさ」は鹿児島県・内之浦宇宙空間観測所からM-Vロケットで打ち上げられました。「サンプルリターン・ミッション」に必要な技術を実証するために開発された「はやぶさ」の長い旅のはじまりです。
打ち上げから1年後の2004年5月、地球の引力を利用して軌道を変える「地球スイングバイ」を行い、「はやぶさ」は小惑星イトカワの軌道にのりました。
そして2005年9月、2年4ヶ月をかけて目標のイトカワに到着しました。「はやぶさ」が間近から見たイトカワは、想像もしなかった形や表面を持った小惑星でした。最初の1ヶ月半では、写真を撮って形や表面の様子を調べたり、赤外線やX線を使って表面物質の組成を調べるなどの観測が行われ、さまざまな発見がもたらされました。その間に重力(質量)の計測も終え、イトカワに着陸するための準備が着々と整っていきます。
2005年11月、3度の練習を経て、いよいよイトカワへの着陸・サンプル採取が試みられました。その1回目、「はやぶさ」は小惑星に降りていく途中で障害物を検知します。降りるのをやめて上昇するはずが、姿勢の向きが悪くてスラスターを吹くことができず、イトカワの引力にひかれて表面にゆっくり落ちていき、2、3回バウンドしたあと、しばらく着陸してしまうというハプニングに見舞われました。そして2回目。「はやぶさ」は予定通り、ゆっくりとイトカワ表面に近づき、再度、サンプル採取を試みました。ところが、イトカワから離れたあとのことでした。燃料漏れを起こした「はやぶさ」は、宇宙空間に吹き出た燃料によって姿勢を乱し、地球との通信が途絶えてしまいます。
辛抱強く待ち続けた7週間後、ようやく通信が回復しました。さまざまな調査をして「はやぶさ」の状況を調べ、立て直しのための手段がとられました。
こうして、当初2007年に地球に戻る予定だった「はやぶさ」は、満身創痍の体でありながら、その後のトラブルも見事にのりこえ、2010年6月、地球に帰還したのです。実に7年の歳月にわたるミッションとなりました。

「はやぶさ」が達成したミッション
――世界の先駆けとなった日本発の宇宙科学技術!

- プラズマを吹き出すイオンエンジン
未来のエンジンーー イオンエンジン
イトカワ往復を実現した「はやぶさ」のメインエンジンです。イオンエンジンは、キセノンというガスをイオン化し、電気の力で加速して噴射します。燃料を燃やして一気に推進力を得る化学エンジンにくらべると、推進力は小さいけれども低燃費で、長時間加速し続けることが可能です。キセノンをイオン化したり、加速させるためのエネルギーは、太陽の光で発電した電力を使っています。他のエンジンとくらべて、同じ推進力を生み出すために必要な燃料が少なくてすむので、探査機を軽量化でき、遠い小惑星を往復するためには不可欠な技術といえます。

- 管制室
3億キロの宇宙空間で自分で判断ーー 自律航法
「はやぶさ」がイトカワに着陸したとき地球からの距離はおよそ3億kmありました。そのため、地球から「はやぶさ」に指示を送っても、その電波は往復で30分以上もかかってしまいます。着陸してサンプル採取を行うためには、「はやぶさ」本人がイトカワの様子を見ながら接近し、自分で判断して正しい姿勢をとったり、離着陸をしなければなりません。この一種のロボットような機能を「自律航法」といいます。

- この筒がイトカワにタッチ
世界初の試みーー サンプル採取
イトカワの重力はとても小さいので、もし、着陸してシャベルのようなもので穴を掘ろうとしても、反動で探査機のほうが持ち上がってしまいます。また、採取する表面がどのような状態なのか、実際にたどりつくまでわかりませんでした。そのため、表面が砂でも、砂利でも、大きな岩でも採取が行えるように工夫がなされました。まず、サンプラーホーン(*)がイトカワ表面に触れる1~2秒の間に、弾丸を発射して表面を砕きます。それによって巻き上げられた砂や岩石の破片などが、筒の中を通ってカプセルに入るという仕組みです。鳥のハヤブサが餌をとるときのように、一瞬でサンプル採取を行う方法がとられました。

- 最高3000度の高温からサンプルを守るカプセル
地球の大気と勝負!ーー 再突入カプセル
重さ17kg、直径40cmの「はやぶさ」の再突入カプセルは、本体から切り離されてから、秒速12kmという速さで大気圏に再突入しました。スペースシャトルが大気圏に再突入するときより、はるかに高い熱にさらされることになります。それに耐える新しい素材としてカーボンフェノールが開発され、カプセル内部を守るヒートシールドに用いられました。再突入後はヒートシールドを分離してパラシュートを開き、サンプルコンテナは無事、オーストラリアのウーメラ砂漠に着地しました。現在、相模原キュレーション施設では、持ち帰られたサンプルコンテナの開封を終え、採取してきたサンプルの確認作業を進めています。
生命誕生の起源に迫る!?
小惑星探査機「はやぶさ2」が新たに挑戦するミッションとは。

- 赤外線天文衛星「あかり」が見た1999JU3
「はやぶさ2」プロジェクトは、今回「はやぶさ」で確立された技術を生かした小惑星探査、そして確実なサンプルリターンをめざしています。「はやぶさ2」が目標とする天体は「1999JU3」という、まだ名前のついていない小惑星です。これはイトカワとは種類の異なる小惑星で、C型の小惑星と呼ばれています。その一番大きなちがいは、
・表面の物質が有機物に富んでいる可能性がある
・表面の鉱物に水が含まれている可能性が高い
という点です。すでに観測が終わり、形や大きさ、自転の周期などがわかっています。
「はやぶさ2」は、金星探査機「あかつき」と同じく平面型のハイゲインアンテナになる予定です。「はやぶさ2」は一つ、新たな挑戦をしようとしています。それは、小惑星「1999JU3」に到達したあと、「衝突装置」を切り離して、小惑星の表面に直径数m、深さ50cmほどのクレーターをあけ、サンプル採取を行おうという計画です。これにより、太陽光による変質が少ない地下のサンプルも採取してこようと考えています。

- イラスト/池下章裕
太陽系が生まれる前、そこには星間ガスがありました。その中に、すでに有機物は存在していたと考えられています。それらの有機物と岩石などが集まって地球は誕生しました。生命の起源はまだ解明されていませんが、地球上で生命が発生して、体を形づくるとき、もともと存在していた有機物を使ったのではないかといわれています。「はやぶさ2」が採取する有機物や水を調べることで、生命のもとになった物質がどんなものなのか、私たち生命がどのようにして生まれてきたのか、たいへん興味深い情報を得ることができるかもしれません。太陽系の起源だけではなく、生命の起源にも迫ろうという、非常に野心的なミッションです。
生命誕生の起源に迫る!?
小惑星探査機「はやぶさ2」が新たに挑戦するミッションとは。

はやぶさ2プリプロジェクトリーダー
吉川 真 (よしかわ・まこと)
-略歴- 1962年、栃木県栃木市生まれ。東京大学理学部天文学科を卒業し、同大大学院に進学する。理学博士。日本学術振興会の特別研究員、郵政省通信総合研究所(現在の情報通信研究機構)の主任研究官を経て、1998年に文部省宇宙科学研究所に異動し、現在に至る。専門は天体力学。小惑星や彗星のような太陽系小天体の軌道解析が専門。現在は、人工衛星や惑星探査機などの軌道決定やスペースガードについても研究を進めている。





