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ご挨拶
平成23年8月1日に、長谷川義幸の後任として月・惑星探査プログラムグループ統括リーダとなりました
山浦雄一です。宜しくお願いいたします。
平成22年6月、苦難の航海の末に奇跡の地球帰還を果たしたJAXAの小惑星探査機「はやぶさ」は、
1年以上経った今でも、たくさんの皆様から応援の声をいただき、大変感謝いたしております。
また、「はやぶさ」に先立ち、平成19年には、JAXAの月探査機「かぐや」が、宇宙の漆黒の中で
灰色の月面上に昇る青い地球の姿を映し出し、感動を与えてくれました。
これら探査機ミッションが素晴らしかったことは、その成果の受け取り手が、宇宙開発や科学・技術に
関わる人々に限らず、大きな広がりを持っていたことです。
実に多くの方々が、これらミッションから希望・勇気・誇り・自信などを持つことができたと
仰っていることに、私は感動し勇気をいただきました。
今、JAXAを含む世界の主要な宇宙機関が、人類は将来の宇宙探査を何を目的としてどこを目指し
何を行っていくのか、という大きなテーマを抱えています。
特に、14カ国の宇宙機関がグループを作り半ば定期的に会合を持って、この大きなテーマに
取り組んでいます。日本・JAXAの強みは、「かぐや」や「はやぶさ」にとどまらず、
科学衛星、ロケット、国際宇宙ステーション「きぼう」や「こうのとり」などで得た
技術・人材や国際パートナーからの信頼です。
JAXAは、平成23年8月末から1年間、このグループの議長を務めています。
このグループでは、宇宙探査を行うことで地球上に生きる人類はどのような便益を得るのかという
テーマについても、議題として取り上げ議論しています。
宇宙探査は、ただ単に、より遠くの宇宙を目指し新たな技術や科学へのチャレンジを
生み出すだけのものではありません。もしかすると、宇宙探査は、日本人(或いは人類)が得る
様々な成果をどのように自分たちの将来に活かしきれるのか、どこまでチャレンジ精神を持って
進み続けられるのか、それが試される事業なのかもしれません。
宇宙探査の仕事は、従前以上に広い協力関係といろいろな方々のご理解・ご支援により
初めて実現出来ることだと肝に銘じながら、前進を続ける所存です。
JAXA 月・惑星探査プログラムグループ
統括リーダ 山浦 雄一


